徹底した現場主義で
地域の野生動物被害の解決に努めます
研修講師
<対応可能なメニューの例>
1)クマ撃退スプレーの実践的使い方研修(屋外)
本研修ではトウガラシ成分を含まない「練習用スプレー」と、あなたに向かって突進してくる「実物大ヒグマ写真」などを使用します。万一の際に備えて皆様自身や地域の防衛力を上げるため、ぜひ本研修の受講をご検討下さい。
2)ヒグマの生態、行動、遭遇回避法、遭遇時の対処法、防除法、捕獲法(座学)
3)エゾシカの生態、行動、市街地での遭遇時の注意点、防除法、捕獲法(座学)
4)トド・アザラシ類(鰭脚類)の生態(座学)
5)野生動物との距離について(座学) など
上記各メニューの一部の組み合わせも可能です。料金も含めて詳しくはメールやお電話でお問い合わせ下さい。
特に1)と2)は、下記のような方々に受講を強くおすすめ致します。
- 全道のヒグマ出没地域に居住している方、町内会
- 児童生徒の見守り登校を実施する学校教職員、保護者 (PTA)
- 自治体職員(鳥獣・農林・環境・廃棄物・水道担当など)
- 警察官
- 山岳救助関係者(消防など)
- 地方の道路工事現場の交通誘導警備員
- 林業会社・測量会社・環境調査会社の社員
- 電力会社の社員
- キャンプ場などアウトドア施設の管理者
- 釣り人
- 山菜・キノコ採り
- 登山愛好家
- 猟友会員
(威嚇突進を受けた際に、エゾシカ用の低威力の銃を安易に発砲すると、むしろ事故を誘発します。またクマ対応の出動時間が夜間に及んだ場合は、銃は原則使えません。その場合、丸腰よりはクマ撃退スプレーを持参していた方が安心です)

現地調査・未然防除
・痕跡確認(糞、足跡、食痕などの探索・識別):
本当にヒグマの痕跡か?タヌキのため糞やエゾシカなどの誤認ではないか?
・定着性や緊急性の診断:
目撃されたヒグマやエゾシカは単に通過しただけか? 近くに定着しているのか? ヒグマの行動がエスカレート(建物破壊、人へのつきまといなど)する兆候が認められるか?
・各市町村におけるゾーニング、捕獲計画検討の支援:
移動経路はどこか? 草刈りや電気柵の設置はどこで優先的に進めるべきか? 銃で捕獲するならどの地点が適しているか?
・ヒグマの解体サンプリング、道総研送付用サンプル採取のサポート
・電気柵設置ルートの検討サポート
・電気柵の新規設置作業
・電気柵の有効な張り方の指導
・設置済み電気柵の維持管理作業の代行:
定期的電圧確認、悪天候後の電圧確認、漏電箇所の手入れ、漏電防止の草刈り など
・現地調査中にヒグマを発見した場合、必要に応じて轟音玉(動物駆逐用煙火)などを用いた「一時的追い払い」* の実施
*別ページで詳しく解説しますが、ヒグマを人間や人家周辺・農地などに近づかないように学習させる「忌避条件付け(嫌悪条件付け): aversive conditioning 」は、通常の非致死的手法の中では最も強烈な刺激である「平筒12番散弾銃とゴム弾の組み合わせ」を使用したとしても、期待通りの効果を得ることは多くの場合困難です。ただし、ヒグマを一時的に強制的に移動させることは、特に「痛み」を利用すれば、技術的には可能です。
逆に音や光、ニオイだけでは、警戒心が強い最初のうちは逃げても、生命の危険が無い状況が続けばやがて慣れてしまい、効果がなくなります。野生動物に警戒心を維持してもらうためには、彼らに「生命の危機」を感じてもらう必要があるのです。

麻酔(化学的不動化)・生体捕獲(生け捕り)・捕殺
・猟銃を使いにくい市街地内に侵入または定着したエゾシカの吹き矢などによる捕獲*
・ドラム缶式箱わなで捕獲されたヒグマの麻酔
・鉄格子式(上士幌式)箱わなで捕獲されたヒグマの、電気止めさし準備のための不動化(または動きの鈍化)
・交通事故などで負傷し、道路上や道路敷で動けなくなったヒグマの、電気止めさし準備のための不動化*
・箱わな、くくりわなによるエゾシカの捕獲(囲いわなの運用についても御相談ください)
・電気止めさしの実施
・薬剤の注射による安楽死処置の実施
・通常~特殊条件下におけるワナ・銃によるヒグマの捕獲
・ヒグマ射殺経験が少ない地域のハンターのバックアップ
など
*鳥獣法に基づき、劇薬(鎮静剤・麻酔薬)を用いる危険猟法の許可ならびにそのための前提許可を、各市町村から北海道の各振興局に申請・取得していただく必要があります。

販売
・クマ撃退スプレー、専用ホルスターの販売
本クリニックの代表(石名坂)自身が、突進してくるヒグマに向かって噴射して押し返した経験・実績を有する製品(カウンターアソールト)と、携行用の専用ホルスターを販売しております。
なお、「クマ撃退スプレーの実践的使い方研修」を受講された方には下記の参考価格(定価)ではなく、割引価格にて販売させていただきます。

<参考価格> 2023年12月時点
輸入品のため、為替レートにより今後も価格変更の可能性あり(送料別途)
・クマ撃退スプレー(CA230): 18,480円(税込)
・クマ撃退スプレー大(CA290): 23,100円(税込)
・専用バックルホルスター: 4,290円(税込)
※「クマ撃退スプレーの実践的使い方研修」受講者には、上記より割引価格にて販売!









